2013/03/11

100,000 years



すっかり春らしくなって来ましたね。さらにすっかりご無沙汰していたここ1、2ヶ月の間、個人的にとても慌ただしくもあり、その実、日が暮れて行く様をずーっと最後まで眺めたり、野良猫の縄張り争いをはらはらしながら家政婦の様にのぞいたり、梅の木の幹にさわって「なるほど。意外と中がスカスカしている感触だな」などと感じる暇のある、ゆっくりとした日々を楽しんでおりました。なんとも貴族的ではあるまいか!今は、生命を楽しんでいます。

写真は、クリシュナムルティと言う思想家で、かなりの著書を残している人物。家にも書が何冊かあり、父に遥か昔から読む様に勧められていましたが、この人はちょっと避けておこうと第6感が囁き、随分と読む事を敬遠していました。というのも、自立出来ない精神の拠り所としてのめり込んでしまうような、マユツバ系のスピリチュアル・マインドが私は嫌いで、そういう部類の思想の人と思っていたからです。

ところが、読んでみるになんとも現実的と言うか、冷静と言うかユメが無いと言うか。この現実を突きつける感じは結構イケると、今何冊か読み進めています。彼の思想と言うよりは、彼の自然に対する感性がとっても詩的で、私はその部分に惹かれています。

さて、クリシュナムルティにハマりゆっくり過ごしつつも、次回の作品は大体こんな感じになるだろうと大体決まりました。題名すらも決まっておりますので、またゆっくり取り組んで行きます。どうぞ末永くお付き合い宜しくお願いします。