recent photo session


Photo by Masafumi Sakamoto

Above is the outtake from recent photo session for the coming album. The next album will be deeply inspired by the photo book "L'EGYPTE" by Keiichi Tahara. Inspired by the light, the texture feeling of stones and sands and the timeless mood... I try to represent the mood especially  the texture of stones and sands by using saxophone sound. Please wait the release information..

次回作のために6年ぶりに写真撮影をしました。今回も、写真家は坂本正郁さん。というか私は坂本さん以外にアーティスト写真を撮って頂いたことはありません。少し、いやだいぶ近づきがたいオーラを放っていらっしゃるお方ですが、なんとなく色々と突っつきたくなる素敵な人物で、私はかなり得意(?)。メイクは、音楽高校・大学と同級生だった弘山はるえさんにお願いしました。

次回の作品(音は8割がた、完成しています…)は、そもそも砂の質感をサックスで表現したいというテーマがあるのですが、その始まりは田原圭一さんという写真家の方の"L'EGYPTE"という写真集を見たことから。

エジプトの遺跡を写した写真集なのですが、遺跡の一部をクローズアップしたものは目で石の手触りが感じられるようで、そのザラついたような感触を音にしたいと思いました。また、光と影が非常に物語を語っていて…時間が吸い込まれるような世界観があります。

この憧れの思いは未だに変わらないですし、もっと言えば今回の作品ではそれは存分に表せなかったので、また未来に再挑戦したいと思っています。それにしても、その写真集は砂を撮影したわけではないのに、いつの間にか私の中で砂に変換されてしまい、それがサックスの音色につながっていったようです。頭の中のリンクって面白いですね。

完成を気長にお待ち下さると、嬉しいです。

Animals of the North


現在、レコーディングを重ねながら次回の作品となる音楽を試行錯誤の構築中、やっとだいたいの姿形が見えてきて、制作方法も固まってきました。ここまで来るのに、のりしろ部分含めて6年はかかっているな…千里の道も一歩から、完成までにどれくらいの時間がかかるかあらかじめ知ってたらやりたくなくなるってものですね。まあ普通はこんなに時間をかけるヒマな人はあまりいないと思います…いやいるかな?私はとんでもなくノロノロ作っているだけなのです。誰にも急かされないばかりか、むしろ「ゆっくり作りたまえ」と言われる事しかないので、さらに遅さに磨きがかかります。娘も小さい事だし。

遅い事にはそれなりにいい事もあるのですが、今は早く完成させたい!…というのは、心が少しずつさらに次の作品のテーマに向かっているからです。この、心に未来を感じる次なるテーマが浮かんだ時こそが、一番楽しい。

テーマについて。それは、かなり雑な言い方をすると「動物の移動」です。わくわくするでしょう(しない?)。特にカリブーの移動に惹かれていて、これはもうずばり星野道夫さんの影響です。音楽家としてこのテーマをどう形にするか、考えるだけでもゾクゾクします。(しない?)…とはいえ目ぼしい手がかりはありません。ひとまず極北の動物に関する本を読んだり、そういう記事を集めたりしています。

「低く唸るようなカリブーの鳴き声が聞こえてきた。
カチカチカチカチと奇妙な足音も近づいてきた。
それはカリブーの足首の腱の鳴る音だった。
私たちは河原に伏せながら、そのかすかな音に耳をすませていた。
不思議な足音はどんどんと迫り、
カリブーは一列となって私たちのすぐ隣を通り過ぎていった。
自然の気配を何一つ乱さなかった快感があった。
私たちの姿だけが消え、
人間のいない世界に流れる秘かな自然のリズムを垣間見たような気がしていた」

星野道夫

この文章に全てが詰まっています。やっぱりもう、音楽にする必要ないや。

そういうわけで、今現在制作中の作品も、今年中か来年半ばまでには手を離れるかなと思っています。そう、私の中の「早い」は1年後なのです。

beginning of the next


先日、次回の作品へ向けてのレコーディングを開始しました。

出産後1年2年は音楽のことを考える余裕もありませんでした(シンセ類やAbleton Liveの操作方法もすっかり忘れていたほどです)が、ここ1年はしぶといというかなんというか、出産直前に温めていたアイディアが消えることなく再び浮かび上がり、しかも程よく熟成されていて形に出来そうな兆しが見えてきたので、少しずつ下書きを溜め込んでいました。

今回はサックスの音、それに感じる質感やイメージを軸に声やピアノやその他の音色を使って作品を作ろうと思い、以前リリース後のライブで何度もご一緒させて頂いたサックス奏者の中村哲さんと新井一徳さんの音を素材として録ることから始めました。最終地点までどのようにいくか、その過程は手探りです。

Jeff Millsは、より多くの作品を早く作るためには「システム」が重要だと言っていました。その言葉に、素直にショック!自分に足りないものが何なのかといえばシステムそのものではないかと初めて気づき、もう多作に憧れるのは止めようと思いました。諦めは良い方です。私の音楽作りの過程はシステムも雛形もなく、想像だけを頼りにゼロから始めているので、毎回途方もない時間がかかります。本当にそれが嫌で嫌で・・・(笑)今回の録音過程で、少しでも自分のシステムが出来上がればと思います。

また、今回は発表する際に音楽の域だけではなく他分野の方と協力出来たらと考えています。こちらの方はまだ歩みだしてはいませんが、音がもっと形作られて来たら始めて行くつもりです。

それにしても、先日録音したサックスの音は私にとっては膨大な情報量!!これをどうするのだ。いくつか方法は考えていますが、、まあ誰にも急かされていないので、慌てずにやります。次回のレコーディング、年内に出来るかな・・・。

lunuganga


今最も惹かれる場所、今すぐ行きたいところはと聞かれたら迷わずスリランカ、と答える。(以前はアラスカと答えていた。もちろん、アラスカは今でも行きたい。)もっと言えば、熱帯建築家ジェフリー・バワのホテルへ行きたい。そもそもは、BSか何かでジェフリー・バワの建築を柴咲コウが訪れるという短い番組を見て、そのインド洋を臨む「ジェットウィング・ライトハウスホテル」の激しさに度肝を抜かれてしまったのがきっかけだ。


こちらがそのホテルの代表的な景色なのだが、番組の中ではちょうどこの場所の収録の時に天気が悪かったようで、物凄く海が荒れていた。風が吹き荒れ、空は灰色で、海も灰色。でもそれが感動的なまでにエネルギーを放っていて、ホテルの洗練された空間との対比が最高に格好良かった。しかしどの本を見ても、この場所は上のように青い海をバックにした写真しか探すことができない。いずれここに行く時は、ぜひ海に荒れていてほしい。

一番上の写真は、「ルヌガンガ」というバワが作った理想郷。バワの邸宅でもあり、泊まることも可能。特にバワ建築に泊まる事に欲望はないが(むしろ、自分のスーツケースをあの素敵な空間に広げたいとは思わない)自然を「取り込む」と言うより、そこに巨大な岩があったらそのままにして周りに廊下を作ってしまうような豪快さを体感してみたいと思う。

結局、岩や樹木や空、海の美しさ、強さに対抗しうるものはないのでは、と思う。どのような建築も。それらをどう縁取るのか、どう動くのか、そしてそれらから身を守る小さな空間をどう造作するのか、という事なのでは。そういう考えを巡らせる事は、音楽を構成する上でとても重要だと思う。

それよりなにより、「ルヌガンガ」という響き、美しい。湿気と静寂を帯びたこの言葉の音楽を作りたい。

Caribou


星野道夫氏の写真集を見ていた時、カリブーの親子の写真が目に止まった。様々な色と生命に溢れきっている大地にすわり込み、遠くの何かを見ている写真だった。人が住む世界とはかけ離れている大自然の中、カリブーはそれを美しいとも素晴らしいとも思うこと無く、ただ息づいている。誰がこのカリブーの名前を知っているのだろう。他のカリブーが?この写真が撮られたあと、この母カリブーは子供とともにどこへ去っていき、今は生きているのだろうか。きっと生きてはいないだろう。

ふと、「このカリブーは私だ。」と思った。このカリブーの様に生きていたい、と言う事に近いのだと思うけれど、少し違う。憧れるような気持ちでは無いようだ。この、目も眩む様な大自然の中で、生命として在り、消えていく名も無き生き物と私の間に、何の違いがあるだろうと思ったのだ。特に哲学的に考え込んでいる最中ではなく、娘がバギーの上で寝てしまったために時間が出来たので、図書館に立ち寄ってパラパラと写真集を見ていた時にふと感じた事だ。

このカリブーと同じだ、と思うことはとても自分を安心させる。とても心地が良い。 誰の目に止まっても止まらなくてもいいのだ、名前さえ無くてもいいのだ、でも意志を持ってやってきて、やがて去っていく。

岡潔氏の、「春のスミレはただスミレらしく咲いているだけでいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろうと、それはスミレのあずかり知らないことだ。」と言う言葉がわかった気がした。 

Night of the Vision

 photo MINGUSS.jpg
MINGUSS 3rd original album

"Night of the Vision"
♪♪



produced by
HIROSHI WATANABE a.k.a Kaito


"The music is as beautiful and elegant as the originator herself!"
—— Manuel Göttsching


OTHER COMMENT



1.Night of the Vision
2.Highway Mood
3.Ultramarine Sphere
4.Horizontale
5.shower room
6.ready to future
7.Mfuwe
8.cocotte

2011 IZIDOA disc

2100 jp yen(tax in)

video of MINGUSS



Minguss sings for fun with other Artist

ABOUT

   Minguss is Minguss.

MINGUSSは小西麻美(mami konishi)によるソロプロジェクト。1982年7月19日東京生まれ。幼少期よりクラシックピアノを学び音楽大学ピアノ科を卒業。在学中よりジャズをはじめクラシック以外の音楽に夢中になる。卒業間近にアメリカへ短期間のジャズプログラムを受けに行った後、2005年9月にミンガスを結成。2006年に1stアルバム『プリミンガス』をリリース。この頃からマイルス・デイビスの音楽に特に心酔し始め、音楽に対する感性が変わる。2008年に『スーパーソニックサウンド』をリリース。その後からデトロイト・テクノに引き寄せられクラブ・ミュージックに傾倒。世界中で活躍し、独特の繊細で美しい音楽を生み出し続けるHIROSHI WATANABE a.k.a. KAITO氏プロデュースで、3rdアルバム"night of the vision"を自身のレーベルIZIDOAより2011年10月12日に発表。このアルバムには、ジャーマン・ロックの巨匠マニュエル・ゲッチングからもコメントを寄せられる。2017年現在、サックス奏者の中村哲、新井一徳両氏を迎え次回作を制作中。

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